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合格体験談

米国税理士(EA)試験合格 体験記募集!

ダブルライセンス取得!


北川 久子さん

 

1985年生まれ
神戸市外国語大学
2019年卒
Big4監査法人
海外留学経験あり

 

2023年1月 EA試験合格
Part1 : 2020年2月/1回目)
Part2 : 2022年10月/1回目)
Part3 : 2023年1月/1回目)

Q1. EA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?

2017年末にUSCPA(米国公認会計士)の試験に全科目合格をし、学習当時からREGの勉強が好きだったこと、また、プラス・アルファで得意な分野を作りたかったので、USCPAに合格したらEA(米国税理士)の資格をとろうと思っていました。
そのため、2018年に「USCPA(TAX)学習経験者のためのEA対策」に申込みをしました。
ただ、監査法人への転職や、繁忙期と時期が被ってしまったため、かなりのスロースタートとなってしまいました。


Q2. 学習開始時の英語力・会計知識は?

会計知識:USCPA(2017年全科目合格)
英語知識:TOEIC®L&R TEST:955点、英検準1級、通訳案内士(英語)


Q3. TACをお選びいただいた理由は?

USCPA受験中(2015年~2017年、他校で学習)当時、点数が伸び悩んだ時は、通っていた予備校の教材にプラスして、TACのTBS直前対策や、BECKERテキスト、問題集、オンラインソフトを購入し対策をしておりました。
TACの教材が、合格に結び付いたのは言うまでもありませんが、特にREG対策にて有効と感じたため、EA対策をするならTACと決めておりました。


Q4. TACの講座でよかったところ

    「USCPA(TAX)学習経験者のためのEA対策」では、USCPAにて既習の範囲(Aランク)、EA特有の上級論点(Bランク)、チャレンジ問題(Cランク)に分けられていたため、効率よくUSCPA範囲の復習(A)、EAプラス・アルファの知識(B)、チャレンジ内容(C)、と濃淡を付けることができたと感じています。
    USCPA受験生時代のテキストに戻るということも少なかったと思います。
    またコロナ禍による日本受験中止のため、試験を受ける機会のなかった2019Edition以降の受講生については、無料で最新の資料や講義を提供いただき、大変有難く思っております。


Q5.合格までの学習期間は?

トータルで7~8か月程度かと思います。


Q6. 合格までの学習法

・PART1&PART2:
試験対策としては、Aランク、Bランクの問題について、講義&厳選問題→GLEIMオンラインソフトを使って模擬試験(数回)、という流れで基本的には問題ないかと思います。
ただ、MC問題になっていないコラム的な解説についても、必ずすみずみまで読んで暗記(時間があれば関連する法令についてWebsiteを見るなど)するようにしてください。
私は、勉強していない分野があると精神的に良くないと考えておりますので、Cランクまで全て解けるようになるまで学習を続けましたが、特にPART2に関しては、Aランク、Bランクのレベルをしっかり解けるようにするのが重要かと思います。
USCPA受験の時から使用していた伊藤 公哉(2019)『アメリカ連邦税法<第7版>』中央経済社も適宜参照しました。
パートナーシップからの分配(B&Cランク)などにおいて、計算過程が複雑になればなるほど、何のためにその税法が作られたのか、何のためにその手順で税額が計算されているのか、深めるように心がけました。気になる方は書店で最新版をチェックしてみてください。

・PART3:
試験範囲も狭く、合格率も高い科目ですが、3科目の中で最も実務的で、非常に難しく感じました。
USCPA受験の経験から、計算問題の少ない科目が特に難しいと感じたので、EAに於いてもかなり練られた問題が出るのではないかと思い、入念に準備しましたが、予感は的中しました。
講義、厳選問題→全問問題集を解いた後、GLEIMオンラインソフトで模擬試験をやることはPART1、PART2と変わりませんが、オンラインソフトの問題数が約500題しかないので、単元ごとに全ての問題を解くことをお奨めします。
私は、知らない知識が出てきたら、厳選問題集や、GLEIMテキスト問題集の解説冊子に書き込んだり、別にノートにメモしました。
また、曖昧な記憶をなくすため、厳選問題やGLEIM全問題集の解説部分は、手やノートで隠して、その状態で言えるか毎日確認していました。
結果、GLEIMオンラインソフトはどの単元もほぼ全問正解できるようになりましたが、それでも本番のほうが格段に難しく感じました。
本番中、4つの選択肢の中から2つの選択肢までは絞れるのですが、最後の1つまで絞ることがなかなかできない問題が多く、ひょっとしたら不合格かもしれない、と心配になりましたが、結果合格しており、ほっと致しました。
PART3に関しては、最低限、曖昧な知識を絶対に残さないように勉強することがポイントかと思います。



Q7 受験手続・受験時のエピソードなど

2020年2月にPART1を受験し合格しましたが、その後2022年10月まで日本会場での試験が、コロナ禍により中止になってしまいました。この2年8か月の間、勉強はすれど、直前で試験中止のメールを10回以上受け取り、一体いつ受験できるのだろうかと、大変落ち込みました。
PART1のExpireが迫った2022年10月に試験が再開され、残り2回(2022年10月、2023年1月)で残りの科目(PART2, PART3)に合格しなければならない状況に追い込まれました。
10月に2科目受けることも考えましたが、「1Window(受験期間)に1科目受ける」、というUSCPA受験時代の自分のリズムを貫くことに決め、10月はPART2のみ受験、PART3は翌年1月に一発合格することに賭けました。試験中、PART3が相当難しく感じたため、一発合格を目指したのはまずかったと一瞬頭をよぎりましたが、合格していて良かったです。

プロメトリックでの受験に関してですが、2020年に受験した時は受付が日本人の方でしたが、2022,2023年に受験した時は、IRS担当者であるアメリカ人の方が受付をすることになっていました。
そのため、受付時に簡単な英語を話すことになるかと思います。
自身は過去にUSCPA受験のため何度もプロメトリックに通ったため、プロメトリック受験には非常に慣れておりましたが、過去に比べて注意書き(「試験中、靴を脱がないでください」、など)が、相当増えたと思います。
はじめてプロメトリックで受験される方は、事前に注意事項を確認したうえで、会場に向かわれるとよろしいかと思います。

 

Q8 勉強したことが仕事に役立っていることは
  1. 現在の業務で直接、EAの知識を使うということはないのですが、海外案件や海外アサインにアプライする際にはアピールしたいと思っております。

 



Q9 これから合格を目指す方へのアドバイス
  1. 自身は、コロナ禍の試験中止の影響で、PART1からPART2,3まで学習間隔がかなり空いてしまう時期があったのですが、3つの科目は関連し合っていますので、できるだけ科目と科目の間は空けずに受験されることをお奨め致します!
    特にUSCPAのREG学習経験のある方は、税法の知識を更に深めながら学習できる良い機会になると思いますので、是非頑張って資格取得に励んでいただきたいと思います!!