Q1. EA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは? |
TACのUSCPAのREG講義の中でEA試験の存在を知り、REGでの学習内容の知識をベースに、プラスアルファの範囲の学習で合格できることに興味を持ちました。
そこで、USCPAを学習する中で税制に興味を持ち、全科目合格できたらEA試験に取り組もうと考えていたので、USCPA全科目合格後に学習を開始しました。
|
Q2 学習開始時の英語力・会計知識は? |
会計知識:
日商簿記2級
米国公認会計士(USCPA 、ワシントン州)
英語知識:TOEIC® L&R TEST 930点 |
Q3. TACをお選びいただいた理由は? |
USCPAでTACを受講し、先生方の多大なサポートをいただき合格することができたため、EA試験もTACで学習することにしました。
|
Q4. TACの講座でよかったところ(講師、教材、カリキュラムなど) |
TACの厳選問題要点ノート、補助レジュメは非常によくまとまっていました。
要点ノートを繰り返すことで基本的な理解を得ることができました。
TAC補助レジュメには、GLEIMテキストの全問題について日本語の解説と関連情報が記載されており、テキスト問題を全問解く上で心強い内容でした。
さらに、要点ノートと補助レジュメには、各設問のランク(A,B,C)が表示されており、落としてはいけないA,Bランク問題がどういった設問なのか把握しながら学習することができ、試験前日の見直しにも役立ちました。
また、受験申込の手続きから試験の相談まで、TACの講師の皆様のサポートは迅速で手厚いものでした。
特に小泉先生にはUSCPAを受講していた際から細やかにサポートいただき、大変感謝しております。
|
Q5.学習情報を教えてください |
・学習期間 : 1年2ヵ月
・総合学習時間 : 500時間程度(平日30分-1時間、土日は各2-3時間)
・各科目のおおまかな学習割合(※総合学習時間=100%とした場合)
Part1:40% 、Part2:50% 、Part3:10%
|
Q6. 合格までの学習法(全般的なこと/科目別) |
2023年4月に受講を開始しました。
勉強時間は、平日30分-1時間、土日は各2-3時間のペースで進めました。
ただ、この学習ペースではGLEIMのテキスト問題を1回転させるまでに時間がかかり効率が悪く、同じ設問を何度も間違えました。
そこで、間違えた設問にマーク付けて、そのマークをつけた設問のみ繰り返し解くことで効率を高め、正答できるまでテキスト問題を繰り返しました。
各Partの勉強方法は以下になります。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Part1
TACの厳選問題要点ノートを通勤時間(20分ほど)で解き、不正解の問題にマークすることから始めました。
それから補助レジュメ(GLEIM全問ポイント日本語解説集)を用いて、GLEIMのテキスト問題に取り組みました。
GLEIMテキストのAランク、Bランク問題は確実に解けるようになるまで繰り返しました。
オンライン問題については、最初はランダム10問程度を10回ほど繰り返していましたが、1回あたりの設問数が少ないためか設問に偏りがでてきたので中止し、試験1ヶ月ほど前に100問ランダムに1回だけ取り組み(60点台でした)、試験にのぞみました。
実際の試験では見たことがない設問が数多く出題され、一通り解答したものの4割ほどの正答率といった印象で全く自信がありませんでした。
一方で残り時間にかなり余裕はあったので、設問と各選択肢を照らし合わせ消去法で正解を導きだす見直し作業を繰り返し、解答を修正しました。
この作業は意外と功を奏し、最終的には6割正答できたかなという印象で試験を終えました。
それでも微妙な出来であったことから、「結果はfailだろう、でも見たことない設問は勉強しようがないし、困ったな〜」と思いながら試験後のSurveyを入力していましたが、Survey提出後の画面にpassと表示され、とても嬉しくほっとしたことを覚えています。
受験後の感想としては、GLEIMテキストのAランク、Bランク問題を確実に解けることが重要で、受験生の多くが解けないと思われる見たことのない難題や、Cランク問題は採点に大きく影響しないのかもしれません。
その観点では、オンライン問題は数字改訂の確認や試験画面に慣れるには必要ですが、基本的には厳選問題要点ノートと補助レジュメを用いたテキスト問題の繰り返し学習で十分だと感じました。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Part2
Part1同様に、TACの厳選問題要点ノートを通勤時間(20分ほど)に読んで、解答できない問題にマークすることから始めました。
それから補助レジュメ(GLEIM全問ポイント日本語解説集)を用いて、GLEIMのテキスト問題に取り組みました。
もともと、10月のPart1受験の4か月後である2月にPart2を受験予定でしたが、Part2は思ったよりボリュームがあり、会社の事業形態ごとに若干異なるBasisの計算、清算/非清算分配などへの理解が曖昧なパートが残ってしまったため、6月受験に切り替えました。
その後、Part2の理解が急に進み、同じ問題を回転させるのに飽きてしまったため、Part3の学習も平行して進めることにしました。
Part2は100問ランダムを試験2ヵ月前に1回、試験1ヶ月前に1回の合計2回取り組みました(いずれも60点台でした)。
一方、Part3を試験1-2週間前まで平行して勉強していたためか、Basisの計算、清算/非清算分配のパートの理解が直前になって再び曖昧になってしまい、試験前の2、3日間でTACの厳選問題要点ノートの全設問、GLEIMのテキスト問題のマークした設問を1回転させ頭を整理しました。
実際の試験では、Part1試験のように見たことなく解けない設問はそれほどなく、8割程度できたという印象で試験を終えました。
ただ、Aランク問題を間違うことで採点が低くなるリスクも考え、見直しは時間いっぱい入念に実施しました。
こちらもSurvey提出後の画面にpassと表示され、ほっとしました。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
Part3
事前に合格者の体験記を読んでいたことから、Part3の分量は少ないものの、甘く見ず十分な準備が必要であることを理解していました。
まず、TAC厳選問題要点ノートで要点をつかみGLEIMのテキスト問題で繰り返し学習しました。
GLEIMテキストの問題数はあまり多くないため、オンラインのランダム100問を繰り返し解き、間違った箇所については、GLEIMテキスト内の英文の説明箇所を探してマークし、後でテキストを読み返した際に復習できるようにしました。
オンラインのランダム100問は試験1ヶ月前の段階で60点台でした。
6月にPart2、Part3の2科目を受験する予定であったため、試験直前の1-2週間はPart2を優先し、Part2の試験4日後にPart3を受験しました。
Part2の受験後に帰宅してから、頭を切り替えようとPart3の100問ランダムに取り組みましたが、不安になるような過去にない悪い点数で焦りました。
そこで、その日のうちにTAC厳選問題要点ノートを再度1回転し、GLEIMテキストにマークした英文の説明箇所を一通り見直しました。
そして翌日にオンラインのランダム100問を再度解いたところ60点台に戻っていました。
それから試験日までに100問ランダムを追加で4回繰り返し、間違った設問については、テキストの説明記載を探して再度マーカーし、コメントを入れる作業をしました。
この繰り返しで試験前日には79点になっていました。実際の試験では、3-4割は見たことない問題が出題されましたが、そのうちの半分くらいは設問を読めばそのまま回答できる簡単なもので、全体として8割程度できたという印象で試験を終えました。
ただ、Aランク問題で解答に迷ったものがあり、合格したかどうかはかなり不安でしたが、Survey提出後の画面にpassと表示され安心しました。
受験後の感想としては、計算問題のPart1、Part2とは異なり、記憶勝負のパートなので、1-2週間ほど勉強しないと記憶が曖昧になる傾向のある科目のようにも思います。
また、オンラインのランダム100問を繰り返し解いていると、意外とAランク問題が手薄になってしまうので、オンライン問題の繰り返しに加えて、試験直前にAランク問題も見直しが必要なパートのように思います。
|
Q7. 受験手続・受験時のエピソードなど |
PTINの取得に伴いパスポートのnotarizationが必要で、米国大使館へ事前予約する必要があります。
私のケースでは、米国大使館の予約が1か月ほど埋まっていました。
最終的には受験に間に合ったものの、試験に間に合わないのではないかと冷や冷やしました。
米国大使館の予約、PTINの発行までの期間も考慮し十分な余裕をもって登録することをお勧めします。
パスポートのnotarizationで米国大使館を訪問した際、これからEA試験にチャレンジするんだという実感が湧き、とても新鮮な気分でした。
米国大使館は持ち込み可能な荷物に制限があるので、事前のチェックも必要です。
|
Q8. 勉強したことが仕事に役立っていることは |
USCPAのREG科目でカバーされていない範囲も試験対象になるため、米国の税制への理解がとても高まりました。
EA試験の学習を通して、より税制に興味を持ちました。
|
Q9. これから合格を目指す方へのアドバイス |
USCPAのREG科目の学習経験がある方であれば、REGを復習しながらプラスアルファの学習で合格できる資格かと思います。
税制への理解も深まり、楽しみながら資格の取得ができる点もお勧めです。
|