米国税理士[EA]

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合格体験談

米国税理士(EA)試験合格 体験記募集!

米国で外国人として生き抜くために


石田 賢史 さん
(TACでUSCPA講座を受講後、EA講座は受講されず合格)


1985年5月生まれ
横浜国立大学大学院 修士課程卒(2010年卒 教育学)
米国法人 経理・人事・給与アウトソーシング事業部所属 (Los Angeles勤務)


2015年6月 EA試験合格
Part1(2013年11月/1回目)
Part2(2015年6月/4回目)

Part3(2014年8月/3回目)
Q1 EA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?

アメリカ在住の外国人として、現地で専門職の資格保持者として差別化を図りたかったためです。EAは米国内国歳入庁(IRS)より付与される国家資格で、弁護士、公認会計士資格と並んで税務の権限が取得可能なこと、また会計事務所の開業もできるという立派な資格であったため取得を目指しました。


Q2 学習開始時の英語力・会計、税務知識は?

英語知識:日常会話・ビジネスでの読み書き、電話での応対が可能なレベル

会計知識:米国会計基準(USGAAP)での経理経験3年弱
Q3 TACをお選びいただいた理由は?

私はEA講座を受講したわけではないのですが、USCPA本科生をかつて受講しており、EA講座のカリキュラムがUSCPA講座のTAX講義部分とEA対策から構成されていることから、USCPA講座のTAX講義にプラスして自分でGLEIM教材を購入して学習することでEA試験に合格できると考えました。


Q4 TACの講座でよかったところ
  1. USCPA講座のTAX講義内容と、直前対策まとめノート(以降“直対”)は逸品でした。特にPart2の受験の際には、直対のBasisの知識のまとめ部分に関しては本番試験中にどこに何が書いてあったか思い出せるくらいにまで準備をしました。私はUSCPA本科生であったためEA講座は受講せず自分でGLEIM教材を購入して勉強を進めましたが、GLEIMのテキスト部分を英文読解するのは容易ではなく、特にTAX特有の論点であるBASISのきちんとした理解はTACの教材がなければ正直厳しかったかなと思いました。

    (EA本科生の中にはUSCPA講座のTAX講義が含まれています。)


Q5 合格までの学習期間は?

2年です。家庭の事情もあり勉強ができない期間もありましたが、2年前にGLEIMを購入してから合格までには1000時間を要しました。USCPAのテキストの内容だけではEA試験対策は50%程度しかカバーされておらず、自分で調べて解決していくことに膨大な時間がかかってしまいました。EA講座を利用し、GLEIM日本語解答集とEA特有の細かい知識の日本語解説があればより短時間で合格できたと反省しています。また試験のボリューム感はUSCPAの2科目分(半分くらい)が目安になるかと思います。


Q6 合格までの学習法

まずはDVDでUSCPAのTAX授業を聞いた後、USCPA厳選問題集で必要なところの問題を一通り解きました。その後GLEIMでの問題の反復を行いました。GLEIMはすべてのPartで全問2回転と間違えた問題をさらに2回転、3回転くらいしました。
試験を受けた順番はpart1→part3→part2の順番でした。Part1はGLEIMの英文に馴れるのに時間がかかりましたが、Partごとに必要な論点を自分でノートにまとめて理解するようにしていました。試験前は自分でまとめたノートは最低限見なおすようにして受験しました。Part3は、英語の読解に苦労しました。Part3の部分はUSCPAのテキストの範囲外の部分がほとんどで、EA講座を受講していなかった私は自分でGLEIMテキストを読解しなければなりませんでした。私は税務の訴訟や、手続きなどに馴染みがないため内容の理解に苦しみ、かなり勉強に時間を要してしまいました。結果的に合格ラインに少し足りない点数で不合格が続き、3回も受験する羽目になってしまいましたし、最後まで理解しきれていないまま合格してしまった科目でした。最後に受験したPart2は3回落ちてしまい、4回目にして合格することができました。Part2は範囲にボリュームがあり、勉強をしている間に他のPartの内容をどんどん忘れていってしまい、非効率な学習になってしまっていました。4回目の試験1週間前からはGLEIMオンラインで、テキストの章末問題のみに絞って、ランダム順で全問(585問)解きなおしをし、記憶が新しい状態で受験をしたところ最終合格することができました。


Q7 受験手続・受験時のエピソードなど

アメリカに在住しており、受験手続も受験も現地ロサンゼルスで行いました。受験してすぐに合格がわかるのは面白いところです。結局8回受験しましたが、毎回本番試験よりも、試験後の合格発表を待つ時間の方が緊張が高まりました(笑)合格した瞬間は、いつも試験スタッフの方々とハイタッチを交わし、楽しい時間となりました。


Q8 これから合格を目指す方へのアドバイス

合格率が高いため簡単に思われがちなEA試験ですが、合格までにはそれなりの勉強が必要かと思われます。それぞれのPart毎の合格率は高くても言語的にNon-Nativeには不利な試験ですから、しっかりとした準備が必要です。しかしながら、勉強を続ければきっと合格できる試験です。資格取得後のイメージを持って勉強のモチベーションを保ちましょう。