米国税理士[EA]

TACホーム
  • twitter
  • facebook

米国税理士[EA] ホーム > 合格体験談 > 米国事業に関わるうえで不可欠な知識を効率的に獲得できました。

合格体験談

米国税理士(EA)試験合格 体験記募集!

米国事業に関わるうえで不可欠な知識を効率的に獲得できました。


渡邉 明輝さん
1996年生まれ
慶応義塾大学/2019年卒
米国公認会計士(ワシントン州)

 

石油・天然ガス開発の会社で海外M&A担当

 

・総合学習時間:600時間程度
・各科目のおおまかな学習割合(※総合学習時間=100%とした場合)
 Part1:40% 、Part2:40% 、Part3:20%

2023年6月 EA試験合格
Part1 : 2022年10月/1回目)
Part2 : 2023年1月/1回目)
Part3 : 2023年6月/1回目)

Q1. EA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけは?

USCPAを学習中、一番興味をもって学習できたREGの税法パートをさらに深堀して資格を取得したいと思い、USCPAの資格取得後にEAにチャレンジしました。
米国税法に興味を持った理由は以下の通りです。
1)ローカルルールである税法は、米国カラーが色濃く出ており、米国の政治・文化が透けて見える。
2)税法を学ぶことで、節税という目に見える形でのリターンにつながる。特にそのような機会が米国は豊富だと感じています。

Q2 学習開始時の英語力・会計知識は?

会計知識:USCPA
英語知識:TOEFL iBT:106点、TOEIC® L&R Test:960点

Q3. TACをお選びいただいた理由は?

調べた限り、EAの資格取得講座を提供しているのはTACだけだったと思います。
USCPAの学習は、TACではなく他の予備校を利用していましたが、要点を日本語で効率的に学ぶのが近道だと認識していたので、独学はしませんでした。

Q4. TACの講座でよかったところ(講師、教材、カリキュラムなど)

合格に必要な要点のみに絞っているところ。
付属のGLEIM教材には、試験にほとんど出ない論点まで詳細に記載されており、それをスキップして短期合格を目指せるのがTACを利用するメリットだと思います。
USCPA学習経験者用のEA対策コースを受講しましたが、(CPAでの学習内容を前提として)EA特有の論点に絞っており、さらに効率的に学習できたと思います。

Q5.合格までの学習期間は?

1年3か月

Q6. 合格までの学習法(全般的なこと/科目別)

講義の録画を聞きながら、要点レジュメを解き、一周後にGLEIM問題集を何周か解きました。
重要と感じた論点は、問題そのまま、もしくは問題を簡略化した自作問題をメモして、翌日にその部分の解きなおしから始めることを習慣化していました。

税法の数値は毎年変更されますが、Part 1→2→3の順で変更対象となる数値が多いので、特にPart 1は教材が最新のうちに受験することをお勧めします。
Part 2はパートナーシップ、C-corp税法がメインとなるため、数値よりも出資、分配等のルールの理解が重要、Part 3は手続・規則ですので、毎年変更するような数値はほとんどありません。

Q7. 受験手続・受験時のエピソードなど

些細な点ですが、受験会場の受付では試験名をEAではなく、IRSと伝えたほうが良さそうです。
CPA試験も同時開催しているため、EAと伝えたところ、CPAに聞き間違い?されて混乱が生じてしまうことがありました。

本番の試験問題は初見の問題、難問が意外と多く感じられますが、TACの教材に載ってないものは落としても合否には影響しないので、気にせず分かる問題のみ着実に回答しましょう。

Q8. 勉強したことが仕事に役立っていることは

現職では米国M&Aを担当しており、事業買収後の節税額の試算などにおいて米国税法の知識が(学習開始時に予想していた以上に)直接役に立っております。
実務上扱うのはEA試験より複雑な内容が中心となりますが、その基礎をEA学習を通じて体系的に学習したことで、発展的な内容を理解するのに大いに役立っています。

Q9. これから合格を目指す方へのアドバイス

国によって大きく異なるわけではない財務会計ルールと異なり、米国事業に関わるうえでは「米国の」税法理解が不可欠です。
事業会社、コンサルタント、個人問わず米国事業に関わりたいと考えている方にとって、米国税法の基礎を網羅的に学習できる点で、EA試験は意義のあるものだと思います。
TACの教材で要点を押さえながら学習すれば、着実に合格できる試験です。
税法から漂う米国の雰囲気・香りを楽しみながら学習してみてください。